口元を隠す心理とは、「自分を隠したい」「気分を落ち着かせたい」「自分をよく見せたい」の3つ。口元を隠す仕草が多い人は、男性も女性も自己防衛本能が強く働いています。
口元を隠す仕草は上品さを醸し出せる一方で、隠し事をしている印象を相手に与える恐れもあります。仲良しの友達や恋人には、できれば口元を隠さず笑顔を向けながら会話を楽しみたいものです。
そこでこの記事では、口元を隠す3つの心理と口元を隠す癖をやめる方法について解説していきます。気になる人が口をよく隠す理由を知りたい方や、自分の深層心理を探りたい方の参考になりましたら幸いです。
口元を隠す3つの心理とは?
さっそく、口元を隠す人の基本的な心理をご紹介します。心当たりのある人の姿や会話を思い浮かべながら、相手の深層心理を探っていきましょう。
【口元を隠す基本心理】
- 自分を隠したい
- 気持ちを落ち着かせたい
- 自分をよく見せたい
心理①:自分を隠したい
自分を隠したい心理から口元を隠す場合、以下のような状況が想定されます。
- さほど仲良くない相手と会話をしなければいけない時
- 嘘や浮気を相手に悟られないようにしたい時
- 干渉されたくないことについて問い詰められた時
このように、本当の自分を知られることへの「恐怖心」を感じた時に、自分の素性を隠したいという心理が強く働き、口元を隠すのです。
心理②:気分を落ち着かせたい
気分を落ち着かせたい心理から口元を隠す場合、以下のような状況が想定されます。
- 相手から褒められた時
- 予期せぬトラブルに驚いた時
- 嫌な状況を想定して緊張やプレッシャーを感じた時
このように、「驚き」や「緊張」を感じて気分を落ち着かせたい場合に口元を隠す人もいます。感情の高まりを相手に悟られないための予防策なのでしょう。
心理③:自分を良く見せたい
自分を良く見せたい心理から口元を隠す場合、以下のような状況が想定されます。
- 恋愛感情を抱いている相手と出くわした時
- 興味/関心のある相手から話しかけられた時
- 憧れの相手を前にした時
このように、意中の相手を前にして自分をよく見せたい時に口元を隠す人もいます。
自分を良く見せたい心理の裏返しで、「嫌われたくない」という気持ちから口元を隠す人もいます。この理由で口を隠す人は、自分に自信がなくネガティブであることが多く、他人からの評価を気にしすぎているかもしれません。
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男女別の口元を隠す心理
口元を隠す時の心理状態や口を隠したい理由は、個人差はありますが、男性と女性によって大まかに分けることができます。女性が口元を隠す理由は「自分を魅力的に見せるため」で、男性は「動揺を隠したい」という心理で口元を隠す傾向があります。
女性が口元を隠す時の心理
口元を隠す仕草には、上品さや色気を演出する効果があります。好きな男性に対して「女性として見てほしい」「可愛らしいと思われたい」という心理が働くと、手が口元に向かいやすくなるのです。
その反対に、気が置けない友達のような関係の男性に対しては、自分を良く見せようという意識が働かないため口元に手を当てる頻度も少なくなります。
【口元を隠す女性心理】
- 女性らしさをアピールしている
- 恋愛的な好意が無意識に表れている
- 仲良くなりたいけど勇気が出ない
性格がおとなしかったり引っ込み思案だったりと個人差はありますが、口元を隠す仕草が多い女性のことが気になっている男性は、相手のペースに合わせながら自己開示をして少しずつ仲を深めていくようにしましょう。
男性が口元を隠す時の心理
口元を隠す男性の心理は、多くの場合「動揺を隠すため」です。女性と比べてプライドが高く競争社会を生きている男性にとって、弱い自分を見せることは不利に働くケースが多いため、「平常心を保ちたい」という心理が無意識に働き、口元を隠して相手に感情を悟られないよう努めるのです。
【口元を隠す男性心理】
- 好きな人に自分の気持ちを悟られたくない
- 相手に格好悪いと思われたくない
- 自信がないことを勘づかれたくない
口元を隠す男性は、良くも悪くも「隠し事」をしている傾向があります。最近親しくなった男性なら好意のサインですが、倦怠期の彼氏が口を隠すようになったら、浮気をしている可能性もゼロではないでしょう。
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口元を隠す癖をやめる方法
口元を隠す仕草で相手を不愉快な気持ちにさせた経験のある方は、一刻も早くその癖をやめたいと思うでしょう。最後に、口元を隠す癖をなくすための方法を3つご紹介します。
【口元を隠す癖をやめる方法】
- 口元以外の部位に意識的に手を当てる
- 自己肯定感を高める
- 周りの評価を気にしすぎない
方法①:口元以外の部位に意識的に手を当てる
習慣化された自分の癖を直すために最初にすべきことは、癖を意識すること。会話中に口元を隠していることに気づいたら、その手をすぐに身体の他の部位に移動させましょう。
- 頬に手を当てる
- 顎に手を添える
- 両手を握る
など、常に口元以外のどこかに手を触れるよう意識することで「口元を隠す」という無意識の癖に気づけるようになり、口に手を当てる回数が徐々に減っていきます。
癖というのは、無意識的に行ってしまうものです。そのため口元から他の場所に瞬時に手を持っていくには、ある程度の「習慣化」が必要です。口元を隠そうとしていたり、隠していることに気づいた時は、すぐ他の場所に手を移動させることを習慣づけましょう。
また人間は、自分の身体のどこかに触れることで気分を落ち着かせるという性質があります。これまで口元を隠すことで克服していた緊張感や恐怖心は、口元以外のどの部位に触れても解消することができるのです。
ただし例外として、「腕を組む」という仕草は、警戒や不安を表すネガティブな行動です。口元を隠す癖が直ったとしても、自己防衛本能そのものを克服することには繋がらないため、腕を組む仕草は避けましょう。
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方法②:自己肯定感を高める
「自己肯定感」を上げれば、「自分を隠したい」「気分を落ち着かせたい」「自分をよく見せたい」という3つの心理はすべて解消されます。口元を隠す根本的な心理は「防衛本能」ですから、自信を持つことができれば、口元を隠して自分を守る必要がなくなるのです。
もともと自分に自信がない人やネガティブ思考の方は、あえて自信過剰を演じるくらいがちょうど良いかもしれません。自信がなくて口元を隠すのであれば、自信たっぷりの自分を演じたり想像するだけでも、心理状態は前向きになります。
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方法③:周りの評価を気にしすぎない
口元を隠す人は、「好かれたい」「嫌われたくない」など周りの評価を気にしていることが多いものです。多少であれば問題ありませんが、周囲からの評価を気にしすぎて「自意識過剰」になってしまい、人間関係などに疲れを感じている方は要注意です。
自信のなさから口元を隠している自覚がある方は、「他人からどう思われたいか?」ではなく「自分のことを他人にどう思わせたいか?」という、自分主体の思考を持ちましょう。自分を客観的に評価できれば、相手に自分を良く見せる必要がなくなり、口元を隠す癖も減っていきます。
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まとめ
口元を隠す癖は、自意識が高まり自己防衛本能が働くことによって生まれます。赤ちゃんの頃から口を隠していた人はいないように、口を隠す癖は心がけ次第で解消できます。
口元を無意識に抑える癖を直したい方は、「口以外の部位に触れる」「自己肯定感を上げう」「周りの評価を気にしすぎない」という3つの対処法を実践してみてください。