スピリチュアル講座やビジネス心理学で話題に挙がる、「アファメーション」。
アファメーションとは、自分を肯定する言葉を発する行為を指します。
最も身近なところで自分の発言を聞き、記憶するのは紛れもなく自分自身です。
その記憶は潜在意識に刷り込まれ、あなたの思考・行動パターンを司るようになります。
つまり、自分を否定する言葉を発すれば潜在意識にネガティブな記憶が根付きますし、その逆も然りということです。
この記事では、アファメーションで潜在意識を書き換える3つのやり方・コツを紹介します。
上質な潜在意識を育て、恋愛、仕事、お金、人間関係などで成功したい方は必見です。
そもそもアファメーションとは何か
アファメーション(affirmation)とは、自分を肯定する言葉を発する行為を指します。
ラテン語の「affirmare・肯定すること」から派生して生まれた言葉です。
ここでいうアファメーションの目的は自己肯定感の底上げをすることになります。
とはいえ、ただプラスの意味合いをもつ言葉を発していれば夢が叶うわけではありません。
たとえばあなたが、不労所得を叶えるためにブログを運営しているとしましょう。
肝心のブログの読者は1名もおらず、収益に繋がる記事数も少ない状況だと仮定します。
こうした状況でアファメーションをしても、ブログ収益を上げる「具体的な行動」を実践していかなければ夢である不労所得には繋がりません。
つまり、本当の意味でのアファメーションとは、潜在意識をプラスの情報に書き換え、夢を叶えやすくすることを目的としたメソッドなのです。
アファメーションの具体的なやり方3つ
アファメーションは、ただ肯定的な言葉を自分に投げかけるだけでは、大した効果は得られません。
効果的なアファメーションを行うには、正しいやり方を覚え、実行することが大切です。
以下、3つのやり方について解説します。
1:シンプルな言葉を発する
アファメーションを行う際は、シンプルかつポジティブな言葉を発しましょう。
自己肯定感の高まりを感じる言葉を簡潔に表現することで、潜在意識の奥深くに刷り込まれやすくなり、アファメーションの効果が高まります。
具体的な言葉を例に挙げると、
「私には無限の可能性がある」
「私は無条件に愛されている」
「私は今満たされている」
以上のような、短文かつ力強い言い回しが効果的です。
悪い例としては、「今より体重が5kg痩せて、着たい服が着られるようになって、好きな人と付き合いたい!自分ならできる!」といった、長くまとまりがない文章を発することです。
この悪い例のように、願望が雑多であればあるほど、発した言葉が潜在意識に刷り込まれにくくなり、アファメーションは上手くいきません。
自分が今持っている願いをできるだけシンプルな言葉で表現し、その言い回しを繰り返し唱えましょう。
2:言語化する
「言霊」という力(概念)をご存知でしょうか。
ポジティブな言葉を聞けばポジティブな自分になれますし、ネガティブな言葉を発し続けている人は、他人よりネガティブな思考に陥り悪い体験も増えていきます。
「悪いことは言わないように」と戒めのように使われる言霊ですが、アファメーションをして自己肯定感を高めたい時には、言霊は恐ろしいほどに効果を発揮してくれます。
アファメーションの効果的なやり方その2は、ぼそぼそとつぶやく程度でも構わないので、ポジティブな言葉を「言語化」すること。
心の中で100回唱えるより、1回でも口から直接言葉を発するほうが、ポジティブ思考が潜在意識に定着し、アファメーションは確実に成功します。
3:自己肯定感を高める言葉を発する
「お金持ちになりたい」「スリムになりたい」「好きな人に愛されたい」
このような誰もが持ちうる願望は、実は誰でも叶えることができます。
そのための事前準備としてアファメーションを行うのですが、その際の言葉選びにもコツがあります。
アファメーションで発する言葉は、自己肯定感を高める言葉を選びましょう。
先ほど例に挙げた「私には無限の可能性がある」「私は無条件に愛されている」という言葉は、自分の現状や他人との比較などをすることなく、絶対的な自己肯定感を高めてくれます。
たとえば、自分が「今より5kg痩せたい」と思っているとしましょう。
自己肯定感を高めたら5kg痩せなくても良くなるのでは?と考えられそうですが、実はその逆です。
自己肯定感が高まるから5kg痩せられるのであり、5kg痩せた結果自己肯定感が高まるのではありません。
後者は「痩せなかったら自分がもっと嫌いになる」という危険性を含んでいるため、アファメーションには適していません。
「自分は愛されていない」「自分には価値がない」という考えている人は、どんな願いをアファメーションしても、潜在意識が自身の可能性や行動をブロックしてしまい、その目標が現実化することはありません。
逆に言うと、自己肯定感さえ高めてしまえば、その後にどんな夢や願望を持ったとしても、すべて実現可能ということです。
アファメーションをする際は、自己肯定感という願望実現のための根本的な土壌を育む言葉を発し潜在意識のブロックを取り除きましょう。
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アファメーションで潜在意識を書き換える3つのコツ
事前準備としてグラウンディングをする
アファメーションで潜在意識を書き換える第1のコツとして、地に足をつけて自分自身を見据えられる状態(グラウンディングができている状態)を作りましょう。
グラウンディングができていない状態では、潜在意識の中に自分を否定する感情が蓄積されたままとなり、アファメーションに集中できなくなるのです。
まずは、グラウンディングを済ませて肯定的な言葉の受け入れ態勢を整えましょう。
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緊張がほぐれた状態でアファメーションをする
緊張がほぐれた状態で自分に向けた肯定的な言葉を発するのが、アファメーションで潜在意識を書き換える第2のコツ。リラックスしやすい週末・休日の就寝前がおすすめです。
タスクが多く緊張がとけない状態で、自分を肯定する言葉を発するのは難しいことです。
肯定的な言葉を記憶に定着させられるタイミングでアファメーションを行いましょう。
具体的な行動を取った後でアファメーションを行う
アファメーションで潜在意識を書き換える第3のコツは、具体的な行動を取った後で肯定的な言葉を発するというものです。
部屋の掃除後、内定が決まった後、資格取得後など具体的な「成功体験」を積んだ後は、誰しも自己肯定感を引き上げやすいといえます。
そこですかさずアファメーションを行えば、自分への肯定的な言葉を効率よく記憶に残せるわけです。あるいは、潜在意識の書き換えがスムーズにできるとも言い換えられます。
アファメーションの最大のコツは「顕在意識と潜在意識の統一」
アファメーション効果を高める最大のコツは、「顕在意識と潜在意識を統一する」です。
心の底から肯定的な気持ちになれなければ潜在意識は書き換えられません。
また、潜在意識に根付く「否定的な記憶」を「肯定的な記憶」に書き換える上で、この記事で紹介した3つのコツが活きてくるわけです。
ただ単に肯定的な言葉を発するだけがアファメーションではありません。
発した言葉と心の中で感じている思いが一致しなければ、潜在意識は変わらないのです。
今より上質な潜在意識を育てるために、肯定的な言葉の受け入れ態勢を整え、記憶に定着させることを意識しましょう。
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まとめ
アファメーションは肯定的な言葉を発するというシンプルなメソッドですが、「誰でも簡単にできる」とは言い切れません。
肯定的な言葉を表面的に発しても、潜在意識そのものをプラスの情報で満たせなければ何の意味もないのです。
顕在意識・潜在意識ともにプラスの情報で満たせる方だけが、真のアファメーション効果を体得できるでしょう。