心理学

心理学における思い込みがもたらすスピリチュアル的な効果

心理学における思い込みがもたらすスピリチュアル的な効果

感情・思考をもった生き物である限り、心理学における「思い込み」は避けられません。
思い込みとは、特定の物事を深く信じ込むことを指します。

そんな思い込みが、スピリチュアル的にも作用することを知っていますか?
心理学における思い込みの効果には、ネガティブ・ポジティブのどちらの側面もあります。

さっそくこの記事では、心理学における思い込みがもたらすスピリチュアル的な効果について解説していきます。

心理学における「思い込み」とは何か

心理学における「思い込み」とは何か

心理学における思い込みとは、特定の物事を深く信じ込む様子を指します。
つまり、事実・理論を無視して個人的に信じ込む様子を「思い込み」と呼ぶわけです。

思い込みの生みの親は「認知バイアス」

認知バイアスとは、思い込みを生み出す原因を指します。また、心理学における「バイアス」とは、思考・感情・過去の記憶をもとに生まれる偏見という意味合いをもちます。

つまり、認知バイアス(偏見)が重なるほどに思い込みが深くなっていくということです。

認知バイアスから思い込みが生まれるまでの具体例

ここでは、「感情」というバイアスから思い込みが生まれるまでの具体例を紹介します。
その日の気分次第で、物事・人への感じ方が変わったことはありませんか?

たとえば、会社の上司に小言を言われたとします。

自分の気分が良いときは、「上司の忠告は素直に聞くべきだ」と肯定的に捉えられますが、気分が悪いときは「そこまで言わなくてもいいのに」と否定的に捉えてしまうわけです。

こうした感情の変化によって生まれた認知バイアスから、「あの上司は悪い人ではないけど何かと言い過ぎることがある」という思い込みが生まれるのです。

心理学における思い込みがもたらすスピリチュアル的な効果

心理学における思い込みがもたらすスピリチュアル的な効果

心理学における思い込みは、スピリチュアル的に「良い効果」と「悪い効果」の両方を引き寄せる可能性があります。それぞれの詳しい効果を見ていきましょう。

スピリチュアル的に良い効果

ポジティブな思い込みは、自分自身の「エネルギー(波動)」を高める効果があります。
夢・目標の達成、職場での栄転、理想の人脈の引き寄せなどが想定できる効果です。

思い込むだけでなくポジティブな言葉を発する方は、「アファメーション効果」を得られることも。
アファメーションとは、肯定的な言葉を発することです。

スピリチュアルの世界において、現実は発した言葉通りに形成されるとされています。
つまり、肯定的な言葉を発することで「肯定的な現実」を手に入れられるわけです。

スピリチュアル的に悪い効果

ネガティブな思い込みは、自分自身の「エネルギー(波動)」を低迷させてしまいます。
不慮の事故・事件に巻き込まれる、もしくは仕事でミスを連発するといったスピリチュアル的に良くない効果を引き寄せてしまうわけです。

あまりにネガティブな思い込みが過ぎる方の中には、ビジネスチャンスを失ったり、大切な人脈が離れていったりしたというケースもあります。

同様に、発する言葉がネガティブな方も波動の質を下げてしまいます。
これは、良くも悪くも発する言葉が具現化するというアファメーション効果による事象なのです。

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ネガティブな思い込みを無くす具体的な方法

ネガティブな思い込みを無くす具体的な方法

ネガティブな思い込みを無くすには、一言でいうと「自分の価値観・視野・常識を広げること」が大切です。
自分の価値観が広がることで、認知バイアス(偏見)が重なりにくくなり、ネガティブな思い込みが生じにくくなります。

以下に、自分の価値観を広げ、思い込みを無くす具体的な方法を2つご紹介します。

思い込みを無くす方法1:様々な人と出会い、話を聞く

偏見を無くす最も効果的な方法は、「様々な人と出会い、話を聞くこと」です。

  • 初対面の人
  • 自分と違う仕事に就いている人
  • 普通に生活していたら出会わなそうな人

このように、いわゆる「住む世界が違う人」の話を聞くほど、自分の価値観が広がっていきます。

自分と同じタイプの人と関わり続けると、常識や価値観が凝り固まり柔軟な思考ができなくなります。
「自分の価値観こそ正しい」と思い込み、相手の価値観を拒絶しやすくなることから、

  • ビジネスチャンスを失う
  • 大切な人脈が離れる

といった、スピリチュアル的に悪い効果を引き寄せてしまうのです。

多種多様な人と交流する機会を作るほど、自分の価値観が客観的になり偏見を持ちにくくなります。
これまで断っていた誘いを受けたり、他人の話を積極的に聞くなど、多くの人と出会うよう心がけましょう。

思い込みを無くす方法2:本を読む

人と関わる機会が少なかったり作ることが難しい場合は、「本を読むこと」でも価値観を広げることができます。
このとき「自己啓発系の本を読むべき」と考えがちですが、自分の価値観を広げ思い込みを減らす最も効果的なジャンルは「エッセイ」です。

エッセイには、書き手の思考や意見・個性・常識が詰まっていて、読み進めるほど自分の価値観との違いに気づくことができます。
自己啓発本は、「これが正しい」という主張や手法が書かれていて、自分の常識を狭めてしまう可能性もあります。

エッセイは、自分が好きなタレントや、試し読みをして興味をもった人物で構いません。
興味のない人のエッセイを読んでも、ただただ苦痛で楽しくもありません。

また、自分が好きな人は自分と同じタイプとは限らず、価値観が凝り固まる心配もありません。
むしろ、自分が憧れる人は自分にない才能や思考を持っていることが多いものです。
そのため、自分の好きな人が実は真逆のタイプだったと気づくことも多く、自己啓発本以上に自分の価値観を磨くこともできるのです。

人と出会うよりも手軽で、手間もストレスもかかりません。
まずは、自分の好きな人のエッセイを探して読んでみると良いでしょう。

まとめ

心理学における思い込みは、スピリチュアル的に「良い効果」と「悪い効果」の両方を引き寄せる可能性があります。

あなたの思い込みは、良くも悪くも具現化するということです。
スピリチュアル的に良い効果を引き出すためにも、認知バイアスという名の偏見を捨てましょう。

そして、あなたの思い描く現実を手に入れるために、事実・理論をベースとした考え方にシフトしていくことをおすすめします。

 

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