心理学

おしゃべりな人の心理&疲れる場合の対処法3つ

おしゃべりな人の心理&疲れる場合の対処法3つ

突然ですが、「おしゃべりな人」に疲れていませんか?職場やプライベートのあの人は、話し始めたら止まらず、話に入る隙もないので延々とおしゃべりに付き合わされてしまう…。

こんな状態がいつまでも続けば、うんざりしてしまうでしょう。相手を無視する形でしか対処できなくなる前に、おしゃべりな人の正しい対処法を知っておくべきです。

そこでこの記事では、おしゃべりな人の3大心理と疲れる場合の対処法を紹介します。おしゃべりな人を上手に交わしたい、波風を立てずに対処したいというあなたは必見。

おしゃべりな人には2種類いる

おしゃべりな人には2種類いる

会話が途切れないおしゃべりな人は、「好かれるおしゃべりさん」と「嫌われるおしゃべりさん」の2つのタイプに分けられます。相手のマシンガントークに疲れている方は、おそらく後者の「嫌われるおしゃべりさん」に振り回されていることでしょう。

同じ話好きでも、周りから愛される人と避けられる人の違いはどこにあるのでしょうか?
あなたが悩まされているおしゃべりな人がどちらのタイプなのか、まずは2つの違いをチェックしましょう。

違い1. 好かれるおしゃべりさんは相手の話を聞く

他人から好かれるおしゃべりな人は、自分から話題をたくさん提供しながらも相手の話もきちんと聞ける、いわゆる「会話のキャッチボール」ができる人です。その反対に嫌われるおしゃべりさんとは、いわば会話のドッジボールをしてしまっている人。つまり、ボールを相手に投げつける一方で、キャッチや返球をさせる気遣いがないのです。

人から敬遠されるおしゃべりさんは、基本的には自分の都合しか考えていません。相手のペースにまったく合わせようとしない割には、聞き手の反応を欲しがるため、

  • 話を聞かないといけない
  • 反応しないといけない
  • 無視できない

といった責任を無自覚に負わせてしまうのです。こちらが適当にあしらっても気にしないおしゃべりさんであれば、少なくとも気疲れすることはありません。

このように、相手の話を聞かないタイプのおしゃべりさんと会話する時は、その人なりの対処法を覚えておくことが大切です。具体的な対処法は、次章の「おしゃべりな人の心理」にて詳しく解説しています。

違い2. 好かれるおしゃべりさんは話が面白い

同じおしゃべりな人でも、好かれるおしゃべりさんは面白い話題や話し方で相手を喜ばせることができます。ここでいう「話が面白い人」とは、お笑い芸人のように相手を笑わせるトーク力を持っていることではなく、自分の興味のある話題を深く掘り下げたり知らない知識を共有してくれたりと、相手の興味関心をそそることのできる人です。

また、他人から好かれるおしゃべりさんは、幅広い知識を持っていたり、相手の興味を掻き立てるような話し方ができることも特徴の1つ。そのため、聞き手が知らない話題だったとしても、その相手が理解できる分かりやすい言葉遣いで、エンターテインメントを提供するように話してくれます。

その一方でおしゃべりによって相手を疲れさせる人は、聞く側の興味のない話題を、自分の好きなように延々と話し続ける傾向にあります。好きでも嫌いでもない人のラジオを聞く時のように話題をスルーできれば良いのですが、先ほど説明した通りこちらのリアクションを求められる分、ラジオを聞くより苦痛を感じることも。

あなたが関わらざるを得ないおしゃべりな人の話題にまったく興味を持てない場合、適切な対処をしなければ自分だけがひたすら疲弊してしまいます。

おしゃべりな人の心理を知り対処法を実践しよう

おしゃべりな人の心理を知り対処法を実践しよう

会話の噛み合わないおしゃべりな人とは、「できる限り関わらないこと」がお互いにとっての一番の対処法です。しかし、職場で毎日顔を合わせたりサークルメンバーやママ友などのグループの一員だったりすると、その人との会話がどうしても避けられないこともあります。

そこでここからは、おしゃべりな人の3つの心理を紹介しながら、それぞれの性格のおしゃべりさんに使える具体的な対処法を解説していきます。

おしゃべりな人の主な心理は、次の3種類に分けることができます。

【おしゃべりな人の三大心理】

①理解されたい
②褒められたい
③認められたい

まずは、おしゃべりな人の理解されたい心理から見ていきましょう。

おしゃべりな人の心理1. 理解されたい

おしゃべりな人は「理解されたい」という心理を強くもっています。自分の価値観、性格、考え方の1つ1つを他人が理解できたと感じるまでおしゃべりを続けるのです。

他人が上辺だけの理解を示しても、話し手である本人が納得しなければ話は止みません。この心理を理解していないと、おしゃべりな人との付き合いを通して疲れやすくなります。

短時間で話を切り上げるためにも、まずはおしゃべりな人の話を傾聴しましょう。そして、心からの理解を示せば、話は止むはずです。

あわせて読みたい
【心理学】共感性・共感力を身につける3つのメリットと習得方法
【心理学】共感性・共感力を身につける3つのメリットと習得方法

心理学における共感性・共感力とは、相手の気持ちに理解を示す性質・能力です。混合しがちな言葉として「同情」が挙げられますが ...

続きを見る

おしゃべりな人の心理2. 褒められたい

「褒められたい」という心理をもつのも、おしゃべりな人ならでは。些細な事柄でも努力したら褒めてほしい、他人から見れば大げさなくらい褒めてほしいと望んでいるわけです。

おしゃべりな人を邪険に扱い、褒めなければ、延々と話に付き合わされます。次々と展開される話の流れを断ち切るには、「おしゃべりな人を褒めること」が最善策という場合も。

実際におしゃべりな人を褒める際は、感情を込めて褒めましょう。心のこもっていない褒め方をすれば、おしゃべりな人のプライドを傷つけ、余計に話が長引いてしまいます。

おしゃべりな人の心理3. 認められたい

おしゃべりな人は「認められたい」という心理をもっています。周りに評価されたい、称賛されたいという承認欲を満たすためにおしゃべりをしているわけです。

身近な対処法としては、おしゃべりな人の功績を素直に称える方法が有効でしょう。ただ、「もっと認められたい」という欲求のままにおしゃべりが続くこともあります。

この場合は、「すみません!」と大きな声を出して話の流れを切り、トイレや私用など適当な用事を言い訳にその場から離れましょう。

まとめ

理解されたい、褒められたい、認められたい。この3大心理をもつおしゃべりな人は、決してあなたを疲れさせようとして話しているわけではありません。周囲の興味関心を引き、自分の承認欲求を満たすために話し続けるのです。

そんなおしゃべりな人に理解を示し、適度に褒め、その存在を認めることが、上手な交わし方であり、波風を立てない対処法であるといえるでしょう。

 

-心理学
-