昨今、「マインド」を重要視する声は絶えません。ネット記事、動画、書籍、講義・講座などにおいても、成功哲学の一環としてマインドが取り上げられています。
成功を掴むためには、マインドが大事。自分自身のマインドを変えれば、人生が変わる。このようなフレーズがうたわれているのは、一体なぜなのでしょうか?
この記事では、マインドが大事と言われるスピリチュアル的な理由を解説していきます。「エネルギー」や「引き寄せの法則」の観点からマインドについて考えたい方は必見です。
人生は「選択」の連続
私たちは、人生の中で常になにかを選択しながら生きています。その日に食べる物、着る服、行く場所などはすべて「マインド」を通して自分自身で選択しているのです。
むろん、将来設計、転職、結婚といったライフイベントに関わる重要な選択・意思決定もマインドを通して行われます。
過去の経験や記憶から「特定の選択をした場合に起こり得ること」をシミュレーションし、その上で自分にとって最良の選択をするわけです。
選択の質を左右するのはマインド
マインドを通して選択が行われる以上、選択の質を左右するのはマインドだといえます。
スピリチュアル的にいえば、マインド次第で引き寄せる選択の質が変わるということです。
マインドと引き寄せの法則の関係
失敗・挫折・怠惰などを象徴するネガティブなマインドは「ネガティブな選択」を、成功・貫徹・勤勉などを示すポジティブなマインドは「ポジティブな選択」を引き寄せます。
ここでいう「引き寄せ」とは、エネルギーの質によって特定の事象を引き寄せる『引き寄せの法則』がはたらくことを指します。
- ネガティブ(不健全)なマインド…ネガティブなエネルギーがはたらく。
- ポジティブ(健全)なマインド…ポジティブなエネルギーがはたらく。
このように、自分自身のマインドによってはたらくエネルギーも変わります。また、自分自身のマインドがもつエネルギーに性質の似た事象が生じやすいともいえます。
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望む成果を引き寄せるポジティブなマインドの特徴2つ
自分が望む成果を上げている、いわゆる「成功者」が持つマインドの中で、最も基本的かつ重要な2つを以下にご紹介します。
上質な選択をし続け、願望実現を引き寄せるためのマインドの具体例を見ていきましょう。
ちなみに成功者とは、物理的・社会的な成功だけを指すのではなく、精神的に満たされている人も含みます。
1. 失敗を恐れない
成功者は、「失敗は成功の母」という言葉の本質を理解しています。
達成したい目標があり、それに向かって挑戦・努力する時は、失敗が付き物です。
どんなに才能がある人間も、一度も失敗することなく願望を実現させることは、まずあり得ません。
成功者とそうでない人は、この「失敗」に対する向き合い方が異なります。
自分が望む成果を引き寄せられない人は、まず第一に、失敗を重く受け止めてしまっています。
そして失敗を経験したことで、再びチャレンジする気力を失ったり、「今のままで満足だ」と自分に言い聞かせてしまうのです。
電球を世界中に普及させたトーマス・エジソンは、
「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」
という名言を残しています。
エジソンは、常人が失敗と思う出来事を「成功と同じくらい貴重なもの」と考えていました。
その確固たる失敗哲学を持っていたからこそ、何千回もの挑戦を繰り返した末に、ようやく一般家庭で使える、大量生産可能で低価格の電球を作り出すことができたのです。
その電球は、今日も世界を明るく照らしています。
このように、成功者は、失敗を「目標達成や願望実現までのプロセスの1つに過ぎない」というポジティブなマインドを持っているため、いずれ必ず望む成果を引き寄せられます。
これは決してスピリチュアルな理由だけでなく、失敗を分析することで改善点が見つかり、願望実現までの道のりが具体化されるという、非常に理にかなった考え方でもあります。
スポーツで例えると、成功者は簡単にマラソンを完走したかのように見えますが、実は私たちが見ていないところで、何百回も何千回も転んでは「次は転ばないようにしよう」「もっと走力を磨こう」と、常に努力や挑戦を積み重ねているようなものです。
以上の通り、成功者に欠かせないマインドの1つ目は、失敗を文字通りに捉えることはなく、「成功にまた一歩近づいた」とポジティブに考えることです。
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2. ありのままの自分を認めている
ありのままの自分を認めることもまた、すべての願望実現のために必要不可欠です。
ありのままの自分を認めている状態とは、言い換えると「自身を過大評価も過小評価もしていない状態」であり、「自分を客観視できている状態」です。
このことを、次は仕事に例えて解説します。
自分を過大評価すると、実力以上の仕事に手を出してしまい、かえって何の成果も上げることができません。
その反対に、自分を過小評価している人は、いつまで経っても大きなプロジェクトに挑戦することなく、身の丈に合った成果さえも引き寄せられなくなります。
日本は「謙遜=美徳」という風潮が根強いため、自分を過小評価している人が多いことが特徴です。
一方で、ポジティブなマインドを誤って捉えてしまい、「自分は何でもできる」と自己を過大評価している人も少なからずいます。
「謙遜のしすぎ」も「実力の過信」も、むしろ成功から遠ざかる逆効果のマインドであることに注意しましょう。
そしてここまでの解説で分かる通り、成功者は自身の実力を客観的に理解し、適正な評価をしているため、望む成果を実現できるのです。
しかしその成功者も、過去には自分を過大評価して失敗したり、過小評価して挑戦から遠ざかる経験をしてきたことでしょう。
生まれつきポジティブなマインドと実力を持つ天才を除き、全員が同じ人間です。
つまり、誰もが自分を客観視でき、ありのままの自分を認めて、今想像している願望を実現可能な素質と実力を、既に備えています。
後は、ポジティブなマインドを構築して、上質な選択ができる自分を作り上げるのみです。
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まとめ
マインドは、あらゆる引き寄せの土台になります。あなたの望む成果を引き寄せたければ、「病のもと」となるようなネガティブ・不健全なマインドには陥らないことです。
規則正しい生活・睡眠の習慣をもち、薬物やアルコールに依存せず、健全なマインドを保つことから始めてみましょう。