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他人をコントロールしようとする人の特徴と適切な距離の取り方3選

他人をコントロールしようとする人の特徴と適切な距離の取り方3選

他人をコントロールしようとする人」に深入りすれば、洗脳される危険性があります。言うことを聞かせるために命令する、論破しようとする人には注意が必要です。

この記事では、他人をコントロールしようとする人の特徴と適切な距離の取り方について解説していきます。自分のマインドを守りたいあなたはぜひ参考にしてください。

他人をコントロールしようとする人の特徴3選

他人をコントロールしようとする人の特徴3選

他人をコントロールしようとする人には、様々な特徴や共通点が存在します。他人を支配したがる人とリーダーシップや協調性を発揮できる人には、どのような違いがあるのでしょうか?

まずは、他人を自分の都合でコントロールしようとする人の特徴について見ていきましょう。

【他人をコントロールしようとする人の特徴】

①自分の考えや価値観を押し付ける
②感情の起伏が激しい
③負けず嫌いでプライドが高い

特徴①:自分の考えや価値観を押し付ける

他人をコントロールしようとする人によくある特徴が、「自分の考えや価値観を押し付ける」という性格的傾向です。

他人を支配したがる人は、「自分の意見が絶対的に正しい」と思い込んでいます。そのため、客観的な正しさを検証したり誰かに相談することなく、他人に命令口調で意見を主張して一切の反論を許さない空気を作り出すのです。

会社の上司や付き合いの長い友達に、以下の特徴に当てはまる人はいないでしょうか?

  • 「いや」「でも」「違う」が口癖
  • 意見を聞き入れられた試しがない
  • 意見を聞くだけ聞いて結局は自分の考えを押し通す

このような言動に心当たりのある人は、あなたが適切な距離をとるべき「他人を自分の思い通りにコントロールしたい人」と言えるでしょう。

特徴②:感情の起伏が激しい

他人をコントロールしようとする人によくある性格的な特徴に、「感情の起伏が激しい」という共通点もあります。

他人を思い通りに操ることはできない」ということは、すべての人間関係において基本中の基本です。しかし支配欲の強い人はこの大前提を理解できておらず、他人が自分の思い通りに動いてくれないことにイライラしたり、甘えたり同情を誘ったりとあの手この手で相手の懐に入ろうとして、感情をその時々で目まぐるしく変化させます。

この反対に他人に好かれるリーダー気質の人は、いつも穏やかで冷静で、感情の起伏が緩やかな人ばかりです。他人をコントロールしようとする人は「他人を操ることはできない」という事実に気づいていなかったり受け入れられないがために、人と関わるたびに怒りや苛立ちを募らせるのです。

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特徴③:負けず嫌いでプライドが高い

他人をコントロールしようとする人の中には、「負けず嫌い」「プライドが高い」という性格的傾向を持つ人も多くいます。

他人を支配したがる人には「自分が1番でいたい」「優位な立ち位置にいたい」という心理作用が働いています。そのため自分が相手より上にいると感じている時は、支配欲を見せず意思疎通もスムーズに運びます。

しかし例えば、部下が自分より良い成果を上げたり恋人が思い通りに付き合ってくれない時には、主導権を握るために相手に過剰な嫌がらせや束縛をして自分の支配下に置こうとするのです。

負けず嫌いな性格やプライドを持つことは大切ですが、他人をコントロールしようとする人はその性格やプライドを自分の成長によって満たすのではなく、他人の評価や実力・魅力を貶めることで自尊心を保とうとします。このように他人を不快にさせる言動が多い人は、支配欲も強い傾向にあります。

他人をコントロールしようとする人の対処法3選

他人をコントロールしようとする人の対処法3選

ここまで他人をコントロールしようとする人の特徴を見てきて心当たりがあった方は、これからご紹介する対処法も併せてチェックしていきましょう。

支配欲の強い人と上手にコミュニケーションを取るには、以下の3つの方法を心がけてみてください。

【他人をコントロールしようとする人の対処法】

①できる限り距離をとる
②相手のプライドを満たす(傷つけない)
③相手に従う部分と自分の譲れない部分をはっきりさせる

対処法①:できる限り距離をとる

他人をコントロールしようとする人への1つ目の対処法が、「適切な距離をとる」ということ。特に、いろんな人から「優しい」と言われてきたり頼み事を断れない人は、この対処法を徹底しましょう。

他人を支配したがる人にただ深入りするだけで、その人の考えや価値観に「洗脳」される恐れがあります。他人の意見に洗脳されると、潜在意識レベルで「その人の価値観が正しい」と認識するようになり、自発的な思考を奪われてしまいます。

また、あなたを支配・洗脳するための糸口を相手に掴ませないために、他人をコントロールしようとする人に自分の本音や悩みを打ち明けることも避けましょう。あくまでビジネスライクな距離感を保ち、不用意に他人をコントロールしようとする人に近づかないのが得策です。

他人をコントロールしようとする人から距離をとる際に注意すべきことは、相手を無視したり、陰口を叩くなどこちらから何かしらのアクションを起こさないこと。無視や反抗に気づかれると、相手の支配欲をかえって掻き立ててしまう恐れがあります。

もし、仕事上の付き合いや数年来の友達など関わりを避けられない場合でも、挨拶や会釈・返事など必要最低限のコミュニケーションはしっかりと取りましょう。

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対処法②:プライドを満たす(傷つけない)

他人をコントロールしようとする人に好かれたり付きまとわれる場合は、できる限り距離をとりながら「相手のプライドを満たす」ということも同時に心がけてみてください。下の具体例のように「いかにして他人をコントロールしようとする人の支配下に置かれないようにするか?」を考えて立ち回るのがおすすめです。

  • あなたの間違いを指摘されたら…その場では相手が正しいことを認める
  • 相手が自分の考えを主張したら…「さすが○○さん」とその場では称賛しておく
  • 相手が間違っていると感じたら…その場で指摘せず別の人に相談したりより立場が上の人に指摘してもらう

また、自分をコントロールしようとしていることがすでに分かっている場合は、あえて相手に主導権を与えるように仕向けることも有効です。見かけは相手の手のひらで転がされておきながら、心の主導権はしっかりと保っておくのです。

他人をコントロールしようとする人の中には、お世辞を疑わず素直に聞き入れて上機嫌になってくれる人もいます。褒め上手になって相手のプライドを満たすことができれば、必要以上に支配されることもなくなるでしょう。

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対処法③:相手に従う部分と自分の譲れない部分をはっきりさせる

職場の人やママ友など、他人をコントロールしようとする人との接点をどうしても断てない場合は、「妥協して相手に従う部分」と「絶対に譲れない部分」を自分の中ではっきり線引きしておくことも重要です。この線引きが曖昧な人ほど、上で述べたように洗脳されるリスクが高まります。

どんな人間関係にも言えることですが、明らかに間違っていたり従うメリットのないことにまで相手の言いなりになる必要はありません。人生を他人ではなく自分自身の意思でコントロールするためにも、妥協できないことをはっきりさせて主体的な生き方を心がけてください。

まとめ

他人をコントロールしようとする人と特徴を知り、適切な距離感を把握していれば、相手から好かれても上手に立ち回ることができます。

相手から洗脳されるリスクを減らし自分のマインドを守る術として、今回ご紹介した3つの対処法を活用しましょう。

 

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