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魂の成長を促すメンターの見つけ方

魂の成長を促すメンターの見つけ方

人生・仕事において精神的なサポートをしてくれる存在の「メンター」。良質なメンターと出会うことで自己実現の機会を増やし、魂の成長に繋げられる可能性があります。

では、そんなメンターをどのようにして見つければよいのか?正しい見つけ方・間違った見つけ方といった説はあるのか?

この記事では、魂の成長を促すメンターの見つけ方を解説していきます。

そもそもメンターとは何か

そもそもメンターとは何か

ここでいうメンター(mentor)とは、人生・仕事において精神的なサポートをしてくれる指導者、サポーター、アドバイザー的存在です。

メンターといえば、「企業の人材育成に起用される指導者」なんてイメージがあるでしょう。実際に、企業研修や人事評価制度にまつわるネット記事の中で言及されていることも。

とはいえ、メンターは仕事に限定した指導者・アドバイザーというわけではありません。参考までにその定義・意味も見ておきましょう。

メンターとは、仕事上(または人生)の指導者、助言者の意味。メンター制度とは、企業において、新入社員などの精神的なサポートをするために、専任者をもうける制度のことで、日本におけるOJT制度が元になっている。メンターは、キャリア形成をはじめ生活上のさまざまな悩み相談を受けながら、育成にあたる。

(引用元:メンター|コトバンク

「人生の指導者」や「生活上のさまざまな悩み相談を受ける」とある通り、仕事に限らず、人生をより豊かにするためのアドバイスをしてくれる人は、総じてメンターに当てはまります。

また、実際にメンターが行う指導は「メンタリング」と呼ばれています。主に、対話を通してメンタリング受講者に気づき・学びを与え、自発的な成長を促す手法ともいえます。

魂の成長を促すメンターの見つけ方

魂の成長を促すメンターの見つけ方

自分にとって理想の人生/仕事を実現している人物をメンターに選ぶ

魂の成長を促すメンターとは、自分にとって理想の人生・仕事を実現している人物。あなたが目指しているライフスタイルを叶え、仕事でも実績を出している人物を探しましょう。

累計7,019人の人材育成を務めた・井口晃さんは、自著『メンターが見つかれば人生は9割決まる!』の中で、人生・仕事の両側面で結果を出している人物をメンターにすることを推奨しています。

人生はお金なしに始まりません。本当の意味で魂を成長させるメンターを見つけるには、「仕事も含めてあなたが理想とする人生を歩んでいる人物」を指標とすべきなのでしょう。

一方、この方法でメンターを見つける際の注意点として、収入や社会的な地位だけを判断基準にしてはいけません。
なぜなら、収入が高かったり社会的に地位がある人でも、精神的に優れていたり尊敬できるとは限らないからです。

これは極論ですが、仮に収入だけでメンターを選ぶなら、詐欺師ですらメンターになり得てしまいます。
メンターを見つける時は、その人の精神や道徳・倫理性にも着目しないと、「お金や地位などの目に見える部分が凄い=思考や哲学も当然凄い」と、盲目的な勘違いをしてしまう可能性があります。

人生と仕事の両方で結果を出しているその人物に、自身のメンターにふさわしい要素を感じたとしても、表面的な情報だけを鵜呑みにしないよう注意しましょう。

メンターは本を読むことでも見つけられる

本を読むことを通じて、魂の成長を促すメンターを見つけるのも1つの方法です。身近なところにメンターがいない場合には、成功者たちの本に学びましょう。

無数の人々の中からメンターを探すよりも、自分の学びたい分野について書かれた成功者の本を手に取った方が、必要とする情報をキャッチしやすいともいえます。

また、成功者たちの著作を手に取ることで、そこに宿るエネルギー・高次の波動の影響を受けられる可能性もあります。

実際に目的の1冊を見つけたら、その作者をメンターにすればよいのです。あとは、作者の考え方・生き方を吸収・実践するのみ。

ここでいう著作は、何も自己啓発本やスピリチュアル系のジャンルから探す必要はありません。
先ほど解説した通り、「仕事も含めてあなたが理想とする人生を歩んでいる人物」なら、例えばエッセイを読んで好きになった芸能人や、ブログ等で有名で書籍も出版している一般人など、あらゆるジャンルのあらゆる人物が自身のメンターになり得ます。
その本に書かれている価値観が自分と似ていたり、考え方や哲学に深く共感できる著者は、自分にとってメンターにしやすく、魂の成長をより早く促してくれる人物と言えます。

読書を通してメンターを見つける時も、その本や著者の評判は考えずに、直感で「好き」と感じる人物を選びましょう。
客観的な評価より主観的なフィーリングを重視するほうが、魂の成長を促してくれることが多々あるからです。

複数のメンターを持っても良いと考える

メンターというと尊敬できる1人の人物をモデルにするイメージがありますが、「メンターは1人でないといけない」というルールはどこにもありません。
どれだけその人物を尊敬していたとしても、その人も自分と同じ人間であり、当然ながら欠点があります。
メンターは1人でなければいけないというルールに囚われると、その人の欠点にわざと目をつむったり、欠点に気づいても「自分が間違っている」と考えてしまい、魂の成長をかえって遅らせる原因となります。

そこで常に持っておいてほしい考え方が、「複数のメンターを持っても良い」という心構えです。
それぞれのメンターの尊敬できる部分だけに着目して、その人の優れた部分だけを吸収しましょう。
反対に、自分が選んだメンターの尊敬できない部分は、見ないようにすることが重要です。
「反面教師」と捉えても良いのですが、メンターの悪い部分を意識することで、優れた部分にバイアスがかかり、良い面も尊敬できなくなってしまう可能性があります。

これも極論ですが、他人を騙して大金を稼ぐ詐欺師の「行動」には共感できなくても、詐欺に対する並々ならぬ「意欲」や「行動力」は、もしかしたら今の自分が積極的に吸収すべきものかもしれません。
改心した犯罪者が、自分の経験を活かして同じ境遇の人を救うエピソードを、誰もが一度は聞いたことがあると思います。
この例は、「詐欺師という肩書き(仕事や社会的地位)だけで判断してはいけない」という、先ほど解説した注意点とも繋がります。

メンターを見つける際は、その人の本質を見抜く力と、今の自分に必要なもの・欠けているものを見極める力が必要です。
そしてこの力は、一朝一夕で身につくものではありません。
時に誤ったメンターを選んでしまうこともあるかもしれませんが、その経験もまた、魂を成長させるための重要な要素です。

「尊敬できるメンターを何人でも見つける」という貪欲な意識を持ち、自らの魂を積極的に成長させていきましょう。

まとめ

対面・本などの手段を問わず、自分の理想とする人生・仕事を実現しているメンターを見つけましょう。そして、その人物の思考パターン・生き方を実践してみてください。

メンターを自己実現のための指標と捉え、実際に理想の人生・仕事を実現できれば、魂の成長に繋がります。また、自己実現できた達成感によって波動の質も上がるでしょう。

 

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