「アセンション」とは、地球や地球に暮らす人類全体の次元上昇のこと。私たちは現在3次元の世界に生きており、4〜5次元の世界へと自分の周波数を上げるために、地球で修行しているような状態です。
そのアセンションが進むにつれて、体と心に特徴的な「症状」が表れることがあります。次元上昇のサインに気づければ、さらに波動の高い状態へ自分を成長させられるでしょう。
今回は、アセンションの身体的・精神的な症状とアセンションした人の特徴について詳しく解説していきます。次元上昇できているか自己診断したい方、周波数が上がる前兆を見つけたい方は必見です。
アセンションとは？
「アセンション」とは、次元上昇という意味のスピリチュアル用語であり、地球や人類の波動がより高い次元へ引き上げられる霊的な現象のこと。単語としてのアセンション（Ascension）の意味は「上昇」「即位」です。
アセンションは、宗教的な定義では「天国に逝くこと」を指す言葉として使われることもあります。例えば、日本神話『古事記』における天国は「黄泉の国」とされ、地上よりも高い位置（高次）にあるとされてきました。
スピリチュアルの世界では、もっと分かりやすく「成長」や「向上」という意味合いでよく使われます。
アセンションの目的
アセンションの目的は、突き詰めると「魂の成長」です。アセンション後の世界、つまり高次元の世界とは、万物の意識が1つになった「ワンネス」と呼ばれる世界です。
私たちが今いる3次元の世界と比べるとあまりにも不思議ですが、実はあらゆる存在の意識は、元々1つの集合体でした。しかしこの物質世界は「個人」が重視され、自分と他者がいるのが当たり前です。自分と相手がいるからこそ、愛し合う喜びもあれば、逆に不安や差別、競争といったネガティブな意識に支配されることもあります。
その一方でアセンション後の世界は、愛・平和・思いやりといったポジティブな意識に満ちた、いわば「精神世界の理想郷」です。その理想郷へ行き着くには、人も動物も自然も物も、あらゆる存在同士が争うことなく共存することが欠かせません。
アセンションの過程で、あなたは自分の本当の願いを思い出し、他者と助け合いながら人生の目的を達成していくことになるでしょう。そうして魂を成長させ、より高次元の世界へ自分から移行することこそ、アセンションの目的なのです。
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アセンション症状8選
アセンションというスピリチュアル現象は、肉体と精神の両方に影響を与えます。一見するとネガティブな症状にも、実は次元上昇の兆候が隠されているのです。
ここからは、アセンション進行中の人の体と心に表れる症状を詳しく紹介していきます。
【アセンションの身体症状】
- 体調不良になる
- 夜中に目が覚める
- 食習慣が変化する
- 五感が研ぎ澄まされる
【アセンションの精神症状】
- 孤立していく
- 精神状態が不安定になる
- 欲求が変わる
- スピリチュアルへの関心が高まる
身体症状①：体調不良になる
アセンションの過程で多くの人が自覚できる好転反応は、「体調不良」です。自分の周波数がより高次元の帯域へと上昇する過程で身体エネルギーも高まり、肉体の変化に順応するため一時的に体の不調を感じるのです。
【アセンション中に起こる体調不良】
- 頭痛…思考が高次元の世界を受け入れようとしている
- 耳鳴り…自分の周波数を高次元の帯域に合わせようとしている
- 眠気…休息して高い波動に順応しようとしている
- だるさ…精神的な次元上昇に体が追いついていない
注意点として、たとえアセンションの好転反応であっても、体調不良を放置してはいけません。風邪をひいたら体を温めたりよく眠ったりして免疫力をできる限り高める必要があるように、「アセンションの症状かもしれない」と感じた時こそ回復に努めると、次元上昇はより促されるでしょう。
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身体症状②：夜中に目が覚める
しっかり眠っているはずなのに「夜中に目が覚める」という現象も、アセンション進行中の人に多い症状です。体も心も健康なのに夜中に起きるスピリチュアルな理由は、高次元からのメッセージを受信したから。
顕在意識の活動が弱まり潜在意識が活発化する夜間は、霊的な世界と繋がりやすい時間帯。周波数が上がりつつある人は、守護霊やハイヤーセルフ、アセンデッドマスターといった霊的な存在からのメッセージを受信可能な状態になっています。
そのためアセンション進行中の人は、夜中にふと目が覚めて最高のアイデアを思いついたり2時22分ぴったりに目が覚めたりと、神秘的な出来事を体験できるようになるのです。
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身体症状③：食習慣が変化する
「食習慣の変化」も、アセンションが進んでいる時の身体的サインです。食の好みが変わったり健康意識が以前より高まったりしたら、心身ともに次元上昇しつつある証拠です。
アセンション中の人の食習慣が変わる理由は、体が周波数の高い食材や食事方法を求めているから。自分の周波数が上がれば、より栄養豊富で「美味しい」と感じる波動の高い食材を自然に欲するようになります。体は食べた物で作られるからこそ、食事内容や栄養素は、アセンションの進行を促すのです。
【アセンション進行中の人の食習慣】
- ファストフードや添加物の多い食品を避けるようになった
- オーガニックフードを意識して食べるようになった
- 「ながら食べ」をせず食事を味わうようになった
身体症状④：五感が研ぎ澄まされる
アセンションが進むと「五感が研ぎ澄まされる」ようになります。すべての感覚が敏感になるというよりは、自分の得意な感覚がいっそう洗練されるイメージです。
【アセンションによる五感の洗練化】
- 視覚…波長の合う人や自分にとって必要な物がひと目で分かる
- 聴覚…人の会話や音声から自分に必要な情報をキャッチできる
- 嗅覚…においで危険性を察知できる
- 味覚…体が求める食材や栄養素が味で分かる
- 触覚…意識が高次元に向かい宇宙を漂っている感覚になる
アセンションがさらに進行した人は、霊視や霊聴といった第六感が目覚めることもあります。「見たいものを見る」「聴きたいものを聞く」といったように、自分の感覚を今この瞬間に集中させることで、周波数の高い人や物・機会・情報を見極め、アセンションを加速させられるでしょう。
精神症状①：孤立していく
アセンションが進むと、多くの人は自分から「孤立」するようになり、人間関係が以前とは明らかに変わります。
次元上昇の過程で孤立していく理由は、波長の合う人が少なくなるから。人や物はそれぞれ固有の周波数を放っており、まさに「類は友を呼ぶ」という言葉の通り波長が近いものを引き寄せます。
物質世界のこの地球で、自分の周波数を高次元のレベルにまで上昇させられている人はごく少数。したがってアセンションが進むにつれて、波長の合う人が周囲から自然に減っていくのです。
ただしアセンション進行中の人は、孤立しても「孤独感に苦しむ」ということはありません。今までの縁は切れたとしても、次元上昇すれば周波数の高い人同士で引き寄せが起こり、お互いを尊重しながら深く狭い人間関係を築いていくことになるでしょう。
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精神症状②：精神状態が不安定になる
アセンションが進行している人は、好転反応として「精神状態が不安定になる」こともあります。原因も分からず不安になったりイライラして落ち着かなかったりと、症状は人によって様々です。
次元上昇中に精神が安定しなくなる理由は、高次元の周波数帯域に心身が慣れようとしているから。季節の変わり目に風邪をひきやすくなるように、周波数の変化に不慣れな時は、心の平穏を保ちにくくなるのです。
精神が安定すると、より広い視点や他者の目線で物事を捉えられ、人生の目的達成に向けて情熱的に生きられるようになるでしょう。心の乱れも体調不良と同様に、まずは回復に専念することが大切です。
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精神症状③：欲求が変わる
アセンションの精神的な症状として、「欲求の変化」も挙げられます。アメリカの心理学者マズローは、人の欲求を5つの段階に分類し、より高次の欲求を満たしていくことの重要性を説きました。
【マズローの欲求5段階説】
①生理的欲求：食欲や睡眠欲など生命維持に欠かせない欲求
②安全欲求：病気の治療や事故防止など安全に関する欲求
③社会的欲求：人や社会に受け入れられたいという欲求
④承認欲求：人や社会から褒められたり評価されたいという欲求
⑤自己実現欲求：自分らしく生きることを願う欲求
アセンションを心理学的に言い換えると、生命維持や安全といった自分本位の欲求から、隣人愛や博愛といった「人と繋がりたい」「社会へ貢献したい」という欲求へ移り変わること。人を喜ばせることに価値と幸福を感じられたら、次元上昇しているサインです。
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精神症状④：スピリチュアルへの関心が高まる
あなたが今まさにこの記事を興味津々で読んでいるように、「スピリチュアルへの関心の高まり」自体も、アセンションが進行している証拠です。
人間の脳には、「RAS」（Reticular Activating System：脳幹網様体賦活系）と呼ばれる、自分の興味のある情報を優先的にインプットし、不要な情報を記憶しないようにするフィルターのような機能があります。
アセンションをはじめ、引き寄せや占い・言霊・波動などに関心が向いているのは、脳が次元上昇に必要な情報を無意識に取捨選択しているということ。知りたいという欲求を制限したり偏見を持ったりせず、好奇心に従ってスピリチュアルの知識を深めていくと、アセンションはよりスムーズに進行するでしょう。
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アセンションした人の特徴3選
アセンションした人とは、一言で言うなら「慕われる人」です。社会的に成功しているかどうかにかかわらず、周囲から「この人を助けたい」「一緒にいたい」と思われる人物は、体は3次元でも、精神は高次元の世界へと上昇しています。
ここからは、アセンションした人の特徴についてより具体的に解説していきます。
【アセンションした人】
- 向上心がある
- 自分の満足レベルを知っている
- 包容力がある
特徴①：向上心がある
アセンションした人は、全員に「向上心」があります。全員と言い切れる理由は、冒頭でお伝えした通り、アセンションの目的が魂を成長させることだからです。
向上心がない状態とは、スピリチュアル的に解釈すると「物質世界に留まることを選んでいる」ということ。体を動かさなければ筋力がどんどん衰えていくように、そもそも成長意欲がなければ次元上昇のスタートラインにも立てないのです。
なお向上心とは、他人よりも優秀になろうとする気持ちとは少し違います。現状を他人との比較で知ることも時には必要ですが、アセンションにおいて大事なことは、他人に評価軸を置かず、自分が無条件に好きなことやワクワクすることに無我夢中で取り組むこと。
- 自分が本当に好きなものは何か？
- どんな時に心から喜びを感じるか？
- どうすれば自分の「好き」や「得意」が人の役に立つか？
といった自分の興味関心を徹底的に掘り下げることが、アセンションの第一歩です。
特徴②：自分の満足レベルを知っている
アセンションした人は、「自分の満足レベル」を知っています。具体的には、「自分のご機嫌を自分で取れる」「他人の価値観を否定せず自分の価値観を肯定している」とも言い換えられるでしょう。
ネットが発達した現代では、他者との比較が良くも悪くも簡単にできます。他人から良い刺激を受ける分には健全ですが、多くの人は自分より価値がある（と思い込んでいる）人の成功や称賛を目の当たりにし、自分が本来満足できるはずのレベルが無意識に引き上げられてしまっているのです。
「欲しい」という気持ち自体は悪いものではなく、むしろ積極的に満たしましょう。ただし何かを欲しがる動機が「優越感に浸りたい」「皆が持っているから」といった他人基準になっているなら、もしその物を手に入れたとしても心は満たされず、アセンションも進まないでしょう。
特徴③：包容力がある
次元上昇すると、高次元のワンネスという概念を当然のように受け入れられます。そのためアセンションした人は、どんな人のことも否定しない、本物の「包容力」の持ち主です。
アセンションの過程で、私たちは善か悪か、正しいか間違いかといった二元論的な思考を超えて、物事を多角的に捉えることを学びます。一見すると誰かを傷つけてばかりの人も、見方を変えれば真っ先に助けてあげるべき可哀想な人かもしれません。
アセンションした人は、あらゆる状況や心情の裏にある真実を見抜く力があり、自分と他者のありのままを受け入れられるようになるのです。
アセンションを促す実践3選
次元上昇すると、人生のすべてがうまくいくようになります。自分が経験することのすべてが予定通りで奇跡的なことの連続だと気づき、恐れることなく自分の人生を生きられるようになるでしょう。
人類規模の次元上昇も、ミクロな視点で見れば個人個人の成長です。最後に、アセンションを促す具体的な実践を3つ紹介します。
【アセンションの実践】
- 高次元のエネルギーを感じ取る
- 向上心を刺激する
- 目の前の人に優しくする
実践①：高次元のエネルギーを感じ取る
アセンションの速度は、「高次元のエネルギーを感じ取る」ことで早められます。
高次元の存在と繋がるための最も簡単な方法が、瞑想やヨガを通じて「マインドフルネス」を実践すること。マインドフルネスとは、自分の意識を今この瞬間の自分へ完全に集中させる過程のこと。瞑想中に自分の呼吸に集中している瞬間、趣味やスポーツでいわゆる「ゾーン」に入っている時などは、マインドフルな状態です。
マインドフルネスを実践すると第六感が活性化され、高次元との繋がりを感じ取りやすい状態になります。あらゆる雑念を払い、自分が今やるべき目の前のことに専念している間、あなたのアセンションは無意識のうちに進んでいるのです。
マインドフルネスの感覚を掴みづらい方は、高次元との繋がりを強化する「パワーストーン」やリラックス効果のある「音楽（ソルフェジオ周波数）」を活用すると、集中力の強化やアセンション症状の安定化に役立つでしょう。
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実践②：向上心を刺激する
アセンションに欠かせない2つ目の実践が、「向上心を刺激する」ことです。
圧倒的な才能を持つ人のことを「次元が違う」と言いますが、一人ひとりの次元上昇に、血の滲む努力も苦行を乗り越える必要もありません。アセンションに必要な心構えは、ただ一点、自分にとっても他人にとってもより良い人間になろうとすることのみ。
自分の成長や他者への慈悲に、特別な才能も高価な道具も不要です。それこそ身一つでできる瞑想を実践するだけで、誰もが本当の自己と向き合い、理想への執着や周囲への嫉妬を手放せます。
まずは、自然に没頭できる趣味や学習意欲の湧く分野の読書などに、毎日10分、誰にも邪魔されず集中できる時間を作りましょう。小さな刺激の一つひとつが、アセンションへの重要な一歩となるのです。
アセンションをさらに加速させたい方は、尊敬できる「メンター（指導者）」を探してみてください。思想に共感できたり「この人みたいになりたい」と思わせてくれたりと、お手本となる人物を見つけられれば、次元上昇をより早められるでしょう。
【メンターの見つけ方】
- 自分が興味のある分野で活躍している人をSNSでフォローする
- 気になる人が発信している書籍や動画の情報をインプットする
- マッチングサービスでスピリチュアルについて指導してくれる先生を探す
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実践③：目の前の人に優しくする
「アセンションした人には包容力がある」とお伝えしましたが、本当に包容力のある人とは、全員に嫌われないよう接する人ではなく、一人ひとりに対して誠実で慈悲深い人です。瞑想や余暇の時間をどうしても作れない人は、今日からただ「目の前の人に優しくする」ということに専念してみましょう。
世界平和のために何をすべきか聞かれたマザー・テレサは、「家に帰って家族を愛してあげてください」と答えました。人類のアセンションは、まず自分自身と、自分にとって大切な人を思いやることから始まります。
他者に思いやりをもって接することで、万物と調和する方法や感覚が自然に身についていきます。すると高次元のエネルギーを徐々に感じ取れるようになり、自分の意識をアセンション後の状態へ変えられるのです。
まとめ
アセンション症状は、体と心の両面に表れます。次元上昇のサインを知っているだけでも、好転反応に驚いたり心を不必要に乱されたりすることなく周波数を高められるでしょう。
まずは自分の心身を十分に労わり、エネルギーが回復したら、自分が取り組めそうな実践を1つ選んで始めてみてください。