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思考は現実化する|現実化させたい思考を引き寄せるのが難しい理由

思考は現実化する|現実化させたい思考を引き寄せるのが難しい理由

思考は現実化する」とは、脳内で考えたことが現実世界に反映されるという概念です。主に、願いを叶えたい人に向けて説かれる概念としても知られています。

とはいえ、思考が現実化せずに悩む人は少なくありません。あなたも、「夢、目標、願いを叶えることだけを考えているのに、まったく現実に反映されない」と悩んでいませんか?

そこでこの記事では、思考は現実化するとはどういうことか。現実化させたい思考を引き寄せるのが難しいのはなぜかを解説していきます。

「思考は現実化する」とはどういうことか

「思考は現実化する」とはどういうことか

「思考は現実化する」とは、脳内で考えたあらゆることが現実になるということ。あなたのマインドがそのまま現実世界に反映されると理解してOKです。

このしくみを深く理解するには、「引き寄せ」という概念への理解も不可欠。引き寄せとは、スピリチュアル・成功哲学などの分野でよく説かれる1種の法則です。

引き寄せの本質は、「似た周波数をもつ者同士が引き寄せ合う」というもの。思考が現実化するという現象も引き寄せが関連していると考えられます。

あなたの思考したことから生まれた周波数が、現実世界において似た周波数をもつものと出会う、引き寄せ合う。これが、「思考が現実化する」という現象の正体です。

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現実化させたい思考を引き寄せるのが難しい理由

現実化させたい思考を引き寄せるのが難しい理由

現実化させたい思考を引き寄せるのは簡単ではありません。なぜなら、人間は顕在意識潜在意識を持ち合わせた生き物だからです。

  • 顕在意識…意識できる領域(本人が覚えている思考が記録されている領域)
  • 潜在意識…無意識の領域(本人が忘れている思考も記録されている領域)

それぞれの意識には、このような特徴があります。そして、現実化させたい思考を引き寄せるには、顕在意識と潜在意識に記録されている思考の違いをなくさなければなりません。

顕在意識の中で「○○になりたい」と思考できていても、潜在意識の中で「○○になれない」という思考が記録されていれば、現実化させたい思考は引き寄せられないわけです。

また、「思考は現実化する」という概念を「思考するだけで願いが叶う」と勘違いしてしまうことも多く、この場合も望み通りの現実を引き寄せることはできません。

似たものを引き寄せるための周波数は、思考したのちに「言語化」「行動」などで、現実世界に何かしらの形として現すことが必要です。自分の内側の想像を外側に反映させることで初めて潜在意識と顕在意識の差が埋まっていき、思考の現実化を果たすことができるのです。

「思考の現実化が難しい」と考えている人の多くは、思考したことに対して行動が伴っていない場合が多々あります。逆に考えると、思考の現実化は、

①思考する
②行動する

この2ステップを満たすだけで達成可能である、とも言えます。

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思考を現実化する具体的な2ステップ

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思考の現実化を達成するための具体的な流れは、上でお伝えした通り「思考」と「行動」のたったの2ステップです。この2ステップの具体的な内容を、以下でより深く掘り下げていきます。

ステップ1. 思考する

思考の現実化を果たすための第1ステップは「思考すること」です。顕在意識を潜在意識に近づけてその差を埋めるイメージで、自分の実現させたい願いを徹底的にリアルに想像しましょう。

この世の中にある人間が作り出したすべての物は、すべて思考を起点に生み出されています。身の回りにある机・椅子・コップ・傘から、車・飛行機・スマホのような生活を一変させた発明まで、すべては「○○したい」「もし○○だったら」という思考を具現化したものなのです。

この考え方は、モノづくりだけに当てはまる概念ではありません。例えば、

  • 自分はどんな人生を歩みたいか?
  • これからどんな人間になりたいか?
  • 今どんな願いを叶えたいか?

こうした自分自身の夢や目標の実現も、まずは思考しなければ、そもそもスタートラインにすら立つことができないのです。思考とは、なりたい自分や叶えたい物事の設計図であり、土台です。この土台、すなわち思考がリアルに作り込まれていればいるほど、現実化の可能性は高まり、速度も早まります。ほとんどの人は、この思考自体を疎かにしたり中途半端な想像に留まってしまっているため、「やっぱり思考しても現実化しない」という失敗談が多く生まれてしまうのです。

また思考が現実化しない人の傾向として、「思考が飛躍しすぎている」ということも挙げられます。例えば「宝くじで1億円が当たる」という出来事は、おそらくほとんどの人が反射的に無理だと思うことでしょう。しかし、その金額が100円だったら、ほとんどの人が実現可能だと思えるのではないでしょうか。宝くじで100円が当たるという想像は、潜在意識と顕在意識の差がないため、誰でも実現可能なのです。

この例のように、思考の現実化は「実現できる」と確信できることを徐々に達成していきながら、最終的に叶えたい理想を同時に強くイメージし続けることも大切です。

ステップ2. 行動する

ただ思考するだけでは、その願いはいつまで経っても現実化しません。思考を現実化するには、潜在意識と顕在意識の差を埋めるイメージで、自分の周波数を理想の周波数に近づけるために「行動」する必要があります。

例えば「理想の恋人が欲しい」と心の底から願っても、ずっと家に引きこもっているだけでは、運命の出会いはまず引き寄せられません。理想の恋人を手に入れたいと思ったら、知人に相手を紹介してもらう・アプリに登録していろんな人と知り合う・自分を磨いて好きな人に振り向かれる容姿を手に入れるなど、思考の現実化には必ず行動が伴わなくてはいけません。

また、思考を徹底的にリアルにすることで、今の自分にできることをたくさん見つけられるという副産物も得られます。思考という土台がしっかりしていると、自分の意識ができないことより「できること」にフォーカスされるのです。そのできることを1つ1つ着実に達成していくことで、理想の自分に1歩ずつ近づいていき、いずれ思考が現実化されます。

この世の中は、実はとってもシンプルにできています。「思考は現実化する」という概念は、一見するとスピリチュアル的だったり量子力学の分野で解明が進んでいたりと、限られた才能のある人にしか理解できないもののように思えます。

しかし、思考を現実化するために実際にやることといえば、先に述べたように、

思考する
行動する

この2ステップだけです。もちろんそのステップの中には「まるで夢が叶ったかのようにリアルな想像をする」など訓練の要る過程もありますが、思考して行動することに、生まれも育ちも環境も性格も一切関係ありません。

「思考は現実化する」は、誰でもできます。この「誰でもできる」ということすらも自信に変えて、自分の願いを実現させましょう。

心理的な視点から見た「自己実現」の意味と方法について知りたい方は、以下の記事をご参考ください。

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まとめ

「思考は現実化する」とは、シンプルでわかりやすい概念でありながら、実現するのが難しい概念でもあります。

顕在意識と潜在意識の中にある思考からも固有の周波数は生じ、各々が現実世界の事象と引き寄せ合うため、本望のみを叶えるには潜在意識の書き換えが必要なのです。

 

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