不要なモノを減らして生活しやすい環境を作る「断捨離」。実はこの断捨離、人間関係の整理整頓にも応用できる優れたメソッドなのです。
人生を通じて生まれた人間関係の中には、好きな人だけでなく苦手な人もいるでしょう。「この人は本当に自分にとって必要?」と疑問に思うような相手も出てくるはずです。
そこでこの記事では、人間関係を断捨離すべき4つの理由を解説していきます。スピリチュアルな視点も交えてお伝えしていきますので、人間関係を整理したい方は必見!
人間関係を断捨離すべき4つの理由
理由1:他人に振り回されることが少なくなるから
好きな人から苦手な人までが「ごちゃ混ぜ」になった人間関係を断捨離すれば、他人に振り回されることが少なくなります。
「人間関係を築く際は、苦手な相手にも歩み寄るべき」という声もありますが、苦手意識が拭えない相手と付き合い続ければストレスが溜まります。
あまりにも自分と相性の悪い人間関係は、早々に断捨離しましょう。他人に振り回されることが少なくなれば、自分らしく生きられるようになるはずです。
理由2:本当に大切な人と深く関わることができるから
苦手な人との関係を断捨離することで、自分にとって本当に大切な人が誰かが分かります。
人間関係を整理して残った繋がりは、自分にとってかけがえのない人だったり、損得勘定なく仲良くしたい人です。
人間関係の断捨離は、「苦手な人を切り捨てる」というネガティブなイメージを持つかも知れませんが、実は「本当に大切な人を知り、良好な関係を続ける」というポジティブな行動なのです。
理由3:自分の時間・新しいご縁を築く時間が増えるから
人間関係の断捨離をすれば、自分の時間・新しいご縁を築く時間が増えます。不要な付き合いも減り、自分の本望だけに集中できる環境が整うわけです。
反対に、不本意な人間関係を断捨離しなければ、自分が望まない形で時間を消費し、心身をすり減らすことになるでしょう。
あなたが本当にやりたいことや出会いたい人に意識を集中させられるよう、腐れ縁などの不要な人間関係は断ち切るべきといえます。
理由4:自分自身の波動が高まるから
自分にとってマイナスな人間関係を断捨離すれば、自分自身の波動が高まります。反対に、周りの目や体裁を気にした付き合いは、心身ともに疲弊するので波動が低くなります。
波動は、自分自身の意識の持ちようで良くも悪くもなるものです。「この人と関わるのは苦痛だ」と思う瞬間が減らない場合、当然ながらあなたの波動は低迷してしまいます。
自分自身の波動を高めるためにも、人間関係の断捨離は定期的に行うべきでしょう。
人間関係の断捨離を効率よく進めるコツ
ストレスの原因となる人間関係を断捨離する
あなた自身がストレスを感じる人間関係は、すぐにでも断捨離すべき。本来は感じる必要のない苛立ち、不安、恐怖などのマイナス感情は波動を下げてしまいます。
- 顔を合わせるだけでイライラする相手
- 自分を見下し、マウントを取ろうとする相手
- 常日頃から人の悪口/愚痴ばかり言う相手
- 一緒にいると不安/悲しくなる相手
このような相手との人間関係は迷わず断捨離しましょう。あなた自身が、プラスの感情を抱けない人間関係をキープしておいても得にはなりません。
連絡を取る必要性のない人間関係を断捨離する
すっかり疎遠になり、連絡を取る用事がない人間関係も断捨離しましょう。過去に親しくしていた相手であっても、今のあなたにとって必要がなければ断ち切るのがおすすめ。
- 社会人になってから1度も会っていない友達
- 転職後に疎遠になった元同僚
- ケンカ別れをした元恋人
このように、すっかり「過去の人」となった相手との人間関係と繋がっていても、関係性が再び深まる可能性は少ないはずです。
同様に、「自分から連絡を取りたくならない相手」とのご縁も断ち切ってしまいましょう。
心から大切だと思えない人間関係を断捨離する
あなたが、心から大切に思えない人間関係も断捨離しましょう。「この人とは何年先でも繋がっていたい」という強い気持ちがない限り、そのご縁を大切にすることはできません。
また、大切にできないご縁を残しておくことは、波動を下げることを意味します。そのご縁に対し、「いてもいなくても変わらない」と感じるようなら断捨離をすべきでしょう。
代わりに、あなたが心から大切にしたい人間関係のみに意識を向けてください。
人間関係を断舎離する具体的な方法
SNSの使い方を見直す
SNSが発達して、誰とでも繋がれる時代なはずなのに、孤独を感じる人が増えているのはなぜでしょうか?
その理由は、広く浅い繋がりが増えてしまうがために「大切な人との関係まで薄く浅くなってしまう」からです。
- 周りがSNSをやっているから
- なんとなく時代に乗り遅れそうだから
- SNSがないと寂しいから
そう感じている方は、SNSの使い方を見直してみてください。
具体的には、
- 関係が浅い人のフォローを解除する
- フォローを解除できない場合はミュートにして、通知が来ないようにする
- 苦手な人からのメッセージに返信しない
- 返信する場合は、相手に気を使わず業務的にやり取りする
このように、SNSや不必要な人間関係に対してドライになることがポイントです。
もちろんSNSのメリットもあるのですが、良い面と悪い面を理解したうえで活用しないと、SNSでは友達がたくさんいるのに現実では寂しく感じてしまうという、矛盾した状態に陥ってしまいます。
SNSがないと寂しいのではなく、「SNSがあるから寂しい」と感じる場合もあるのです。
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苦手な人からのお誘いをすべて断る
苦手な人からのお誘いは、どうしても行かなければならないものを除いて、すべて断りましょう。
断れないお誘いとは、会社の忘年会や新年会など、年1回のイベントのような規模の大きなもの。
それ以外のお誘いは、どれも断れるはずです。
苦手な人のお誘いに乗ることは、その人のために自分の時間=人生を使っているのと同じことです。
自分が心から望んでいるお誘いなら良いのですが、そうでなければ、自らわざわざ苦痛を感じに行く必要はありません。
お誘いを断り続けていると、「あの人は誘っても来ないから」と、自然と誘われなくなっていきます。
誘われないことこそが、自分の本望ですよね。
- お誘いを「断」る
- 不要な関係を「捨」てる(整理する)
- 苦手な人から「離」れる
これが、人間関係にも当てはまる断捨離のコツです。
まとめ
物の整理だけでなく、人間関係の整理にも応用が利く「断捨離」。会社、プライベート、SNSなどあらゆる環境に存在する人間関係のしがらみは、定期的な断捨離で解消できます。
有限の時間を浪費しないために、早い段階で不要な人間関係を断捨離しましょう。また、その後で生まれる「自分の本望と向き合う時間」を大事に使ってください。