あなたの身近に、恋愛におけるマウントをとる女性はいませんか?あなたに彼氏がいないと知りながら恋愛自慢をしたり、上から目線で彼氏を作るためのアドバイスをしたり…。
こうして自分の優位性を示す行為は女友達を失う原因となります。この記事では、恋愛におけるマウントとは何かを2つの具体例とともに解説していきます。
恋愛におけるマウントとは
恋愛におけるマウントとは、「恋人がいる」「異性にモテる」などのステータスを利用し、自分の優位性を周囲の人間に示そうとする行為を指します。
- 自分が「恋愛対象に選ばれた」という実感がほしい
- 「競争率の高い異性に選ばれた」というのは自分だと証明したい
- 自分は周りの女性に比べて「モテる」ということを周知したい
このような心理から、恋愛におけるマウントをとる女性が絶えないとされています。また、自分の恋愛事情を周知したいと感じるのは「不安」な心理の表れだという説も。
恋愛マウンティング女子の特徴3選
特徴①:負けず嫌い
恋愛マウントをとる女性は、「負けず嫌い」の人が多い傾向にあります。「他人より優れていたい!」「劣っている自分を認めたくない!」という気持ちから、他人と比べて優劣がつきやすい恋愛でマウントをとろうとするのです。
負けず嫌いの性格を自分の成長につなげている人は、そもそもマウントをとることなく自分をどんどん磨くことができるため、周りの人から好かれます。しかし自分を持ち上げることではなく他人を下げることで劣等感を晴らそうとすると、同じ負けず嫌いでも他人から避けられるマウンティング女子になってしまいます。
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特徴②:自虐風自慢が多い
恋愛マウントをとってくる女性は、話題に「自虐風自慢」が多いことも特徴です。
「私ってモテないから…」
「◯◯さんのほうが可愛いよ!」
「付き合うって楽しいばっかじゃないね〜」
と自分を下げているように見えて、実は相手からの尊敬の言葉を強要しているのです。話を聞いている側は、肯定的な返事を強要されていることが分かっていながら率直に否定できず、自慢話に乗せられて中身のない会話に付き合わされてしまいます。
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特徴③:他人とよく比較する
負けず嫌いと似ていますが、恋愛マウントをとる女性は、自分のスペックを他人とよく「比較」します。他人と比べて自分が優位に立てる時は、その話題を自ら積極的に話し、負けていることに関しては指摘されても頑なに認めようとしません。
マウンティング女子の多くは、他人から見た自分の評価に人一倍敏感です。自分基準ではなく他人基準で物事を考えるため、
- 他人より高給な職業
- 他人より高価なバッグ
- 他人より高スペックな彼氏
といったステータスばかりを求めがちです。
負けず嫌いな性格も自虐風自慢をすることも、すべての原因は本人の「劣等感」です。いくらその女性が客観的に見てハイスペックでも、他人がそれを認めなければ本人の心は満たされません。自分に対する自信の無さを埋めるために、他人より上の土俵に立っていることを周りの人に認めさせたいのですね。
自信がないばかりか他人を受け入れることもできないため、恋愛マウントをすればするほど友達を失ってしまう人も少なくありません。
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女友達を失うNGな恋愛マウント例2つ
恋愛マウント例1. 女友達への「モテる自慢」
“この前、○○くんに告白されちゃった。あんなにイケメンで狙っている女子の多い人が、何で私なんかを選んだのだろう?本当に信じられないよね。でも、今すごく幸せなの”
恋愛におけるマウントの中でも代表的な例がこちら。一見すると、自分に自信がないような語り口に思えるかもしれません。
ですが、本当に周知したいのは、「自分が、狙っている女性の多い人気の男性に選ばれた」という事実なのです。
恋愛マウント例2. SNSで露骨に「仲良し自慢」
“週末はもっぱら彼氏とのデート。いつも私だけを大事に思ってくれる優しい彼と一緒になれて最高に幸せです。やっぱり恋愛すると人生変わります”
こちらも恋愛におけるマウントのよくある例。SNSに彼氏とのツーショットを載せた上で、露骨なまでに仲良し自慢をするのは、彼氏のいない女友達へのマウントにすぎません。
「自分には恋人がいて、あなたにはいない。恋人がいない人は人生がつまらない」とも聞こえてしまうような文面を投稿すれば、女友達に嫌われるのも時間の問題かもしれません。
恋愛マウントされた時の2つの対処法
対処法①:話題を広げない
恋愛マウントをとろうとする女性が最も求めているものは、他人からの評価です。褒めてくれる人にはマウントをとり続け、思うような答えを返してくれない人からは自然と遠ざかります。
つまり、恋愛マウントをされた時の最も効果的な対処法は「話題を広げない」こと。
- 「そうだね」と相づちを打つだけに留める
- 「◯◯なんだね」と相手の自慢をそのままオウム返しする
- 「後で聞くから」とお茶を濁して相手のリズムを崩す
このように恋愛マウントに対して肯定も否定もせず、ただ話を聞き流しましょう。望む返事が返ってこないと分かると、向こうから自然と距離を離してくれます。
ただしこの対処法をする時は、あくまで恋愛マウントをされた時のみ。仕事の情報共有やマウントされていない話題にまで適当に返事をしていると、その相手だけでなく周りの人のあなたに対する評価まで下がりかねません。
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対処法②:自分を磨くチャンスに変える
もしマウンティングされて「悔しい!」「イライラする!」と思ったら、「自分を磨くチャンス」です。恋愛マウントをとってくる女性は、嘘をついてまで自慢をしたいわけではなく、実際にモテていたりイケメンの彼氏と付き合えている場合も多々あります。そんな恋愛で充実している姿を認めざるを得ないからこそ、悔しい思いをすることもあるでしょう。
しかし見方を変えれば、その悔しさは今より素敵な自分になるためのきっかけです。もしかしたらあなたは、そのマウンティング女子に心のどこかで憧れていたり、ライバル視しているのかもしれません。その悔しさをバネにダイエットを頑張ったり、異性と出会うきっかけを増やして自信が少しでも高まれば、マウンティング女子に感謝できる日が訪れる可能性も。
思わず悔しくなってしまうほどのマウントをされた時は、自分を磨くチャンスと捉えましょう。
まとめ
恋愛におけるマウントは、自分の優位性を示すためのNG行為。あるいは、自分が潜在的に感じ取っている「不安」を鎮めるための悲しい対処法ともいえるでしょう。
いずれにせよ、恋愛におけるマウントは女友達を失う原因です。彼氏がいる・異性にモテるというステータスをひけらかすよりも、大事にすべき友情があるのではないでしょうか。