スピリチュアルにおける覚醒症状は、波動の変化、アセンション(次元上昇)、体内の浄化(クリアリング)などが行われた際に、心・身体・能力などの面に表れる症状です。
この記事では、スピリチュアルにおける覚醒症状を心・身体・能力別に紹介します。「ここ最近、気分や体調が思わしくない」「自分じゃないみたい」というあなたは必読。
スピリチュアルにおける覚醒症状【心】
感情の起伏が激しくなる
スピリチュアルにおける覚醒症状として、感情の起伏が激しくなるとされています。少し前まではイライラ、孤独感、不安感で頭が一杯だったのに、次の瞬間には正反対の感情が湧いている…。そんな「うつ」にも似た心の覚醒症状を訴える人は少なくありません。
人が変わったように落ち着いた性格になる
覚醒症状が現れている時は、感情の起伏が激しくなると同時に、まるで人が変わったように性格が落ち着くこともあります。高次元の意識の中にいると、万物は1つの存在であるという「共同体意識」が芽生え始めます。すると、他人の感情を正確に読み取ることができたり、他人の過ちを許すことができたり、失敗を責めたりすることが無くなってきます。周りの人から「大人になった」と言われる回数が増えたら、覚醒あるいは覚醒に近づいている兆候かもしれません。
外部刺激が気に障る
隣人の生活音、人の話し声、音楽、刺激臭などの外部刺激が気に障るのも1種の覚醒症状。スピリチュアルの世界では、高次のエネルギーに順応しようとしているとき、あらゆる外部刺激が邪魔になり、心が過敏なまでに反応してしまうとされています。
高次元に対する興味が湧く
私たち人間が存在する3次元の地球は、アセンションによって5次元の世界へ上昇する途中の段階と言われています。その過程で、人類全員の5次元への知覚・感覚的な理解が少しずつ深まっていきます。昨今の瞑想やマインドフルネスの流行は、人類が覚醒する1つの兆候です。そのような高次元の知識に関心を持ち始めることは、次元上昇に至るステップと言えるでしょう。
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スピリチュアルにおける覚醒症状【身体】
風邪に似た症状
身体のほてり、頭痛、喉の痛み、めまいなどの風邪に似た症状は、スピリチュアルの世界における代表的な覚醒症状とされています。波動が上昇する過程で不要になったエネルギーを体外へ放出しようとした場合に出やすい症状になります。
筋肉のしびれ、痛み、けいれん
外部からスピリチュアルなエネルギーを感じ取った場合、身体がビリビリする感覚がするようです。そのエネルギーに順応するために身体のはたらきが活発になった場合には、筋肉の痛みやけいれんも生じることがあるとされ、これらも覚醒症状に含まれます。
めまいや動悸・胸の痛みが増える
波動が高まったりアセンションした時は、めまい・動悸・胸の痛みなどの心血管系の病気と思われる症状が現れることがあります。しかし検査を行っても、心臓や血管には何の異常も見つかりません。めまいや動悸が起こる理由は、高次元の意識が集中することで潜在意識が不安を感じ、それが積み重なることで身体症状として現れるからです。私たちはこれまでずっと3次元で生きてきたため、高次元からのエネルギーや意識が急に取り込まれることを最初はネガティブに捉えてしまうのです。このような症状を経験した後は、性格が穏やかになったり、エンジェルナンバー等の宇宙からのメッセージを受け取りやすい体質になります。
眠気
アセンションなどで波動が上がると、覚醒症状として強烈な眠気を生じます。スピリチュアルな次元の周波数に順応するためには、膨大なエネルギーを消費するとされています。その反動として、身体が休息を求めている場合に眠気が生じるようです。
ライフスタイルが変化する
覚醒状態の時は、大なり小なりライフスタイルが変化します。「健康に良い食事を摂るようになった」「定期的な運動を始めた」という日常生活の僅かな変化から、転職や起業など仕事そのものが大きく変わることもあります。覚醒している時は「あるべき自分」や「ありのままの自分」に意識が向くようになり、自分らしく良い生活を送りたいという意欲が増すため、覚醒症状の現れが、人生が変わるきっかけになることも少なくありません。
スピリチュアルにおける覚醒症状【能力】
意識や視点がクリエイティブになる
覚醒状態の時は、端的に言うと「創造性が増す」とされています。物を制作したり、絵を描いたり、音楽(楽器)を始めてみたりと、0から1を生み出す能力が開花するのです。芸術関係やクリエイティブな仕事をしていない人でも、その意欲が急に湧いたり、アイデアが次々と浮かんで止まらなくなることもあります。
時間の感覚が変化する
3次元の世界は時間の流れが一定ですが、高次元の世界では、時間は過去にも未来にも自由自在に変化します。覚醒によって高次元の時間感覚が意識に流れてくることで、時間の感覚が狂い時が速く過ぎたり遅く感じたりといった違和感を抱くことがあります。クリエイティブな活動をしている時や趣味に没頭している時に時間が足りなく感じる理由も、その時の自分が覚醒に近い状態になっているためです。
スピリチュアルな能力を使えるようになる
スピリチュアルにおける覚醒症状が能力の変化として表れる場合、「潜在能力が開花する」といわれています。中には、サイキック能力に目覚めた、インスピレーションが湧いた、予知夢を見るようになったなどの事例もあるようです。
アセンションを通じて高次の周波数に適応できた場合は特に、これまでにみられなかったポテンシャルが開花しやすいといえます。
覚醒症状が現れた時に行うべきこと
これまで解説してきた覚醒症状は、どれも体に害を及ぼすものではありません。一時的な体調不良をつらいと感じることもあると思いますが、その状態を乗り越えることで高次元にふさわしく理想的な自分に生まれ変わることができます。
この覚醒症状が続く期間には個人差があり、数週間~数か月で止まる人もいれば、1年以上も続きずっと違和感を抱きながら過ごす人もいます。例えば、覚醒症状の1つである「動悸」が心血管系の病気であれば、すぐに検査や治療が必要です。しかし、その症状が病気ではなく「アセンションやクリアリングが原因かもしれない」と思った時は、まずはその症状を必要な過程だと受け入れてください。覚醒状態であると潜在意識が受け入れ次元上昇の準備が整うと、これまでの違和感は一瞬で消えるはずです。
覚醒症状が現れている期間は、自分の意識や魂を成長させられる有意義な時間です。この間に高次元の様々な知識や感覚を吸収したり、クリエイティブな才能を発揮して、自分の内なる欲求に従ってやりたいことを実現してみてください。
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まとめ
スピリチュアルにおける覚醒症状は、身体だけでなく心や能力の面にも表れます。症状の種類や生じ方には個人差があるとされていますが、症状を感知した場合は十分な休息をとることをおすすめします。
こうした覚醒症状を不快に思ったり、戸惑ったりすることもあるでしょう。ただ、これらの症状は、単なる病気・不調ではなく1種の「好転反応」である可能性もあるのです。